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by chicorino1982
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~ Vosne Romane´e vieilles vignes Cecile tremblay 2004 ~

ボーヌ・ロマネ ヴィエイユ ヴィーニュ セシル トランブレ 2004
~ Vosne Romane´e vieilles vignes Cecile tremblay 2004 ~_f0024694_22151244.jpg

生産国、地方:フランス、ブルゴーニュ、コートドニュイ地区。
生産者情報:セシルトランブレは、「ブルゴーニュの神様」と呼ばれている造り手
アンリジャイエのいとこの孫娘。
夫は、ブルゴーニュで有名なブドウ栽培者であるパスカルロブレである。
もともとは、曽祖父のエドゥアルド・ジャイエがヴォーヌロマネを中心に
6ヘクタールの畑からドメーヌをスタートした。
その娘ルネは、親族のミシェルノエラに畑を貸し出す「メタヤージュ※1」を始めた。
ルネは、地代としてミシェルからワインを受け取っていたが、2000年から
孫娘であるセシルに葡萄の形で払うように契約を変更。
これによりセシルは、その葡萄を使って夫パスカルロブレとワイン造りを始めた。
さらに2003年には、メタヤージュしていた畑の半分の3ヘクタールの
契約期間が終わり、それらの畑を正式にセシルが受け継いだ。
その中には、グランクリュが二つ(シャペルシャンベルタン、エシェゾー)
プルミエクリュクリュが3つ(レ・フスロット、レ・ボーモンなど)
を含む9つのアペラシオン(原産地呼称)。
今後、残りの3hもセシルのものになる予定。

※1メタヤージュ・・・・・
折半工作と訳されている。
畑の資産(葡萄樹の植え替えやワイヤー類の材料など)にかかわる資金は
地主の負担になるが、通常収穫の半分は地代として支払われる。
支払う形は、双方の話し合いで決められ、葡萄のままだったり、ワインの状態で
などさまざまである。

~ Vosne Romane´e vieilles vignes Cecile tremblay 2004 ~_f0024694_2241396.jpg

エッジ:全体に薄い色合いだが、エッジまでしっかりと色が付いている。
エッジ周辺~中心部:ここはグラデーションはなく均一。とてもクリアで透き通っている。
色合いは少し枯れ始めてはいるが、レンガまで行かず少し赤みがある。

トップノーズ(グラスに入れて最初の香り)は苺やベリー系のジャムの様。
少しなめし・・・たばこ・・・のような香りもある。
フレッシュ感は少なく煮詰めた果実のような香り。

口に入れると、とてもやさしく、少し懐かしいような甘酸っぱさ。こちらも苺様。
タンニンの主張はなく口の中でまわしてみるとうっすらタンニンの膜が張る程度。
シルキー・・・を少し通り過ぎて衰え始めている様。
でもそれは言い換えれば優しいという感じ。
タンニンと果実味は少し控えめで、「ぺた~ん」と疲れたように口に中で横に広がる感じ。
そのままだとどうにもこうにも力がない感じだが、豊富な酸がそれを
縦に押し上げる感じでバランスをとってくれる!
酸が衰えた感じのタンニン、果実味をささえている。
普段、何も考えずに飲むなら少し酸が強くてのみ安い感じではないかも(父談)
余韻もおおかた酸が中心。少しの甘さと相まってゆっくりと消えていく。

少し常温でおいておくと、シナモンなどのような(自分比)スパイスも感じられ、
段々酸も上品さが増していく。
そうなると、今度はさっきより果実味を感じられるようになり濃いイメージにも感じられる。

抜栓後4時間、飲んでみると酸は落ち着いてとてもバランスが良くなっている。
シナモンも少しはっきりめになりバランスがさらに整っている。
爆発的な果実味、立体感はないが、エレガントで、若いころを過ぎて荒々しさがとれ、
ある程度余裕がでてきた35,6歳の大人の男のような優しさ 笑。ッて感じ。

これは少し控えめな感じはするけどバランスはいい感じ。
期待していたよりは衰えていたようではあるけど・・・・。

ciao!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
by chicorino1982 | 2007-06-16 21:10 | ブルゴーニュ 赤