人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ツイッターはchicorino1982!


by chicorino1982
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

~ marsanney ronsoy Frederic Magnien 2004 ~

マルサネ ロンソワ フレデリック マニャン 2004
~ marsanney ronsoy Frederic Magnien 2004 ~_f0024694_22334536.jpg

国:フランス、ブルゴーニュ地方 マルサネ、ロンソワ区画。
造り手(domaine):フレデリック・マニャン
情報:マニャン家の本拠地はモレ・サン・ドニ。

フレデリックは5代目で、4代目は父ミシェル・マニャン。

今は父ミシェルは引退しているが、ドメーヌ物(※1)のワインはフレデリックの名前で、
ネゴシアン(※2)物はミシェルの名前で瓶詰めしている。
フレデリックはワイン醸造学を修め、世界中のワイナリーで経験をつんだ
フレデリックが導き出したのは、「ワイン造りは自然の流れと共にあるべきだ」
というこだった。
彼は月暦をも駆使し醸造をおこなうのだそうだ。
ブドウを大切にしたいという気もちから、原則的にフィルターをかけずにびん瓶詰めしている。
ブドウにストレスをかけないようにと、自然の重力最大限に生かして破砕、圧搾、
発酵まで行なう、グラビティシステムを採用(重力移動システム)

注目は樽。
フランソワフレール社の特注の樽を使用しているとのこと。
この特注品とは、なんと!!かの、ロマネコンティが使用してる樽らしいのだ!
この樽を使用できるのはロマネコンティ当社とこのフレデリックマニャンのみ!
これを可能にしたのは、彼の情熱が本物だからに他ならないのだ。

それから、ネゴシアンとしてのフレデリックについて。
この人は、朝日が昇る前に畑に訪れ、朝日が最初に当たる有利な
グランクリュ(特級畑)、プルミエクリュ(1級畑)を探すのだ。
そして、その畑の栽培者に、今年の買い付けと収穫量の管理、さらに
ブドウの選別が出来るのかを直接聞いて回るのだそう。
ココまですることにより、質が劣るといわれるネゴシアンもののワインも、
質がいいものが出来るのだそうだ。
※1(ドメーヌは基本、自社の畑を所有して、ブドウ栽培から醸造、瓶詰めまでを
自分で行なう業者のことを指す。)
※2(ネゴシアンとはブドウ栽培農家からブドウを買い取ってきて自分の醸造所で
醸造する業者。)
~ marsanney ronsoy Frederic Magnien 2004 ~_f0024694_2312992.jpg

エッジ:透明。サラサラしているというより少し粘度を感じる。
エッジ周辺:クリアで透き通っている少し枯れ始めたルビー色うっすらガーネット
の域きている。少し薄いきもする。
中心部:やっぱ薄いな・・・。若々しい色ではなく少しくたびれた、ルビー~ガーネットの
途中の色合い。

始め、かなり豊かな花の香り!!ピノノワール種100%のワインの特徴である
花の香り全開!!花畑きたか~!!?
と思ったら、すぐにアロマは消えてしまった・・・。その後はグラスのにおいだろうか・・・。
最初に、漂ってきた香りはこのワイン君の最後の力だったようだ。
グラスを回しても花は見当たらない・・・。
ちょっと飲み頃過ぎてるのかな・・・。
ブドウの茎の香りが少しあるようだけど、これもはかなく消えていく感じ・・・。
置いておいても熟成しないワインがあるという勉強はしたがこれは
そんなワインのような気がするぞ・・・。パワーがない。

口に入れてもタンニンのコンタクトはほぼ0.へた~っとして立体感がない・・・。
酸味もほとんどない・・・。味わいも平板。完全にペッたんこな味わい・・・。
のどごしも水のよう・・・余韻もほぼない・・・。
寂しいげである、寂しげである・・・。痩せてしまった感が否めず、哀愁さえある。
秋から冬に向う季節のようで、花は枯れ落ちてしまっているようだ。
はかな~い。
あけるのが遅れてしまって申し訳ない・・・。という思い。
ちょっと暑い部屋においておく時間が長かったかな?
前回試飲したときはもっとフレッシュでパワフルだったので
期待していたのだが・・・。こんなに早く冬が来るとは予想ができなかった・・・。
もう少し冷やしてから飲んでみたらこのワインのメッセージは
読み取れるだろうか。明日飲んでみよう。
やはりこれからの季節は、ワインセラーなしでは造り手のメッセージが
伝わらないようだ。

残りのワインも早々に消費しなければな・・・。
かなり残念な試飲になってしまった。

Da chicorino.
by chicorino1982 | 2007-05-21 23:52 | ブルゴーニュ 赤